プリスクールを卒業して公立小学校へ進むと、子供よりも母親の方がしんどくなることがあります。
子供は新しい友達ができたり、学校生活に慣れたりして、意外と自然に公立小へ馴染んでいきます。
しかし母親の方は、
- 「せっかくプリスクールに通わせたのに」
- 「英語を忘れてしまうのでは」
- 「公立小に入れて本当によかったのかな」
と考えてしまい、気持ちが揺れやすくなります。
プリスクール卒業後のしんどさは、英語力だけの問題ではありません。これまでかけてきた費用、時間、教育への期待が、小学校入学をきっかけに一気に重く感じられることがあるのです。
「せっかく通わせたのに」という気持ちが重くなる
- 費用と時間をかけてきた: プリスクールは一般的な幼稚園や保育園より費用が高くなりやすく、送迎や家庭でのサポートにも手間がかかります。そのため卒業後に英語を使う機会が減ると、「あれだけ頑張ったのに」と感じやすくなります。
- 英語を忘れる不安: 公立小学校に入ると、生活の中心は一気に日本語になります。プリスクール時代に英語で話していた子でも、使う時間が減れば英語は自然に出にくくなります。
- 教育投資を無駄にしたくない: 母親としては、プリスクールに通わせた意味が残ってほしいものです。だからこそ、子供が英語から離れていくように見えると、焦りや寂しさが出やすくなります。
この「せっかく」という気持ちは、母親が欲張りだからではありません。
それだけ子供の教育を真剣に考えてきた証拠です。
ただ、この思いが強くなりすぎると、子供が公立小に馴染んで楽しんでいることまで、素直に喜びにくくなってしまいます。
英語維持の責任が母親に集中しやすい
- 英語環境がなくなる: プリスクール時代は、園に行けば自然に英語に触れる環境がありました。しかし卒園後は、英語教室、オンライン英会話、英語学童、英語絵本などを家庭で選び直す必要があります。
- 管理することが増える: 小学校に入ると、宿題、持ち物、登下校、学校行事、友達関係など、親が気にすることが一気に増えます。そのうえで英語維持まで考えると、母親の負担はかなり大きくなります。
- 成果が見えにくい: 英語は少し続けたからといって、すぐに結果が見えるわけではありません。逆に少し休むと、「前より話せなくなったかも」と不安になりやすいです。
プリスクール卒業後は、英語環境が自動で続かなくなります。
そのため、英語を続けるかどうか、どの習い事を選ぶか、家庭でどこまでやるかを母親が考え続けることになりがちです。
学校生活だけでも慣れるまで大変なのに、そこへ英語維持まで背負うと、母親の心が休まりにくくなります。
子供が英語を嫌がると母親が傷つきやすい
- 小学校生活だけで疲れている: 入学直後の子供は、新しい先生、友達、授業、登下校に慣れるだけでも疲れます。その状態で英語まで追加されると、嫌がることがあります。
- 昔の姿と比べてしまう: プリスクール時代に英語の歌を歌ったり、先生と英語で話したりしていた姿を知っているからこそ、英語を嫌がる姿を見ると母親はショックを受けやすいです。
- 自分の選択を否定された気がする: 子供が英語を嫌がっただけなのに、「プリスクールに通わせた意味がなかったのかな」と母親自身の後悔につながることがあります。
子供が英語を嫌がるのは、プリスクールが無駄だったという意味ではありません。
単純に、小学校生活に慣れるだけで精一杯の時期かもしれません。ここで無理に英語を押し込むと、本当に英語が嫌いになってしまう可能性もあります。
一時的にペースを落としても、英語への親しみや音の感覚がすべて消えるわけではありません。
周りの母親との温度差に疲れる
- 教育への温度感が変わる: プリスクール時代は、英語教育に関心のある家庭が集まりやすいです。しかし公立小に入ると、家庭ごとの価値観は一気に広がります。
- 英語の話をしにくくなる: 公立小では、英語教育にそこまで関心がない家庭も多くなります。その中でプリスクールや英語維持の話をすると、「教育熱心すぎると思われるかな」と気を遣うことがあります。
- 何気ない言葉が負担になる: 「英語ペラペラなの?」「小さい頃から英語やってたんでしょ?」という軽い言葉でも、母親にはプレッシャーになることがあります。
プリスクール時代は普通に話せていた教育の話題が、公立小では話しにくくなることがあります。
周りに悪気があるわけではありません。
ただ、母親の方が「うちは少し違うのかもしれない」と意識しすぎてしまい、孤独感が強くなることがあります。
まとめ:母親がしんどいのは、それだけ真剣だった証拠
プリスクール卒業後に母親がしんどくなりやすいのは、英語力の問題だけではありません。
どの環境を選んでも、1年目は「新しいOSをインストールしている最中」のようなもので、親の脳も心もフル回転で消耗します。
子供は意外と新しい環境に馴染んでいきます。友達ができ、学校生活を楽しみ、日本語中心の生活にも少しずつ慣れていきます。
公立小へ進むことは、プリスクールでの経験を捨てることではなく、新しい世界を加えることです。
母親がすべてを背負いすぎず、「今は親子で新しい環境に慣れる時期」と考えられると、少し気持ちが楽になるはずです。
